その昔、私が某食品メーカーでPRを務めていた頃のお話。
PRの仕事には取材対応はもちろん、撮影、商品貸し出し、原稿校正などがあり、
その日は、アラフィフ女性がメイン購読層となる生活・文化情報誌の編集部さんから
商品掲載許可のお電話をいただいた。
編集部さん 「次号の表紙がダンディーさんなのですが、ダンディーさんの健康の秘訣として
御社のお茶をご紹介いただきまして…」
(えッ?!ダンディーさんって、あのダンディーさん?”ゲッツ!”の?
ダンディーさんを表紙にするって、なかなか冒険してるなぁ…ク〇ワッサンさん)
「ダンディーさん、少しでも体調の変化を感じると、御社のお茶に梅干しとしょうがを入れて飲むそうですよ!」
とお話を聞き、その意外なほどの健康意識とその女子力の高さに驚きつつも、
自社商品をご愛用頂いているなんて光栄なことなのでありがたくご掲載いただくことに。
後日、校正原稿が届いた。
・・・ダンディーさんじゃなかった。
檀れいさんだった。
最初に「ダンディーさん」と聞き違えた時に「ゲッツ!のダンディーさんですか?」と聞き直さなくて
本当に良かったと数年経った今も思ってる。